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2015年7月16日 (木曜日)

セカンドオピニオン紙一重

とある紹介状の話。

 

さて,次は…と新患カルテを手に取ったところ,「セカンドオピニオンをお願いします」と明記されておりました。

コールする前に,事務に確認をお願いしました。

本来,「セカンドオピニオン」は,事前に予約してきっちり1時間つくって,与えられた情報(診療情報提供書と検査結果など)から主治医の治療が妥当であるのか,自分はどう考えるのかを回答するものです。

だいたい,1時間のうち,30分程度で患者さんに自分の考えを説明し,残りの時間で紹介していただいた先生に,丁寧なお返事を書きます(通常の紹介状の返事レベルではなく,実際に話した内容やその元となるデータなども踏まえて丁寧に書きます)。

なので,事前準備もなくポーンとやってくるものでは本来ないのです。

 

セカンドオピニオン外来の予約を取り直し,出直してもらう流れかな

と思ってましたが,そうはなりませんでした。

 

「今の治療で良いのかどうか,検査して欲しいとのことです。通常の外来対応でお願いします」

と当院担当。

 

いや,検査結果は既に紹介元の先生がたっぷり付けてくれているんですがね。

と私が言うと,

 

「実は,病院受付で患者さんから電話をもらったとき,『紹介状があれば大丈夫ですよ』と答えたらしいのです」

とのこと。

 

――つまり,診るしかないのね。

 

結局,お話を聞いて,希望通りに検査をして,後日結果説明することにしました。

 

が,私の中でモヤモヤしているのは

 

【セカンドオピニオン外来】 自費診療で2万円

  • 1時間かける (30分の話と30分の書類作成)
  • 持ってきた検査結果から言えることのみお話しする(追加検査しないのがルール)
  • 主に,現在の治療が妥当か話す

【通常外来】 保険診療

  • 時間制限なし (結局20分くらい話を聞いて,次回10分くらい説明する)
  • 持ってきた検査に加えて,追加した検査結果も踏まえて話す
  • 主に,現在の治療が妥当か話す

 

何か,セカンドオピニオンを真面目に申し込んだ人は面白くないんじゃないかと。通常外来の扱いだと,指定難病認定を受けていたので,自己負担は相当お安いのですよ。

これなら,無理矢理時間をつくってセカンドオピニオン扱いにしちゃった方が,病院経営には良かったんじゃないのか。

 

こういうところ,田舎の病院は弱いところだと思います。

迷ったら,通常外来枠にしちゃうのです。

たまに,ホントに何でもかんでも質問して,通常枠なのに45分以上かかることもあります。

 

これじゃ儲からないですよね。

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