アニメ・コミック

2015年5月17日 (日曜日)

四月は君の嘘・限定版

「四月は君の嘘」の最終巻,オリジナルアニメDVD付き限定版を購入しました。

この限定版は,テレビでは放送しなかった話がDVDとして付いています。コミックスをここまで買いそろえたら,まあ流れとして欲しくなるわけです。

アマゾンで購入しようとしたら,既に予約完売となっておりました。イオンの書店に2冊だけ入っていたので無事に購入。

 

アニメ部分は,

  • かをりの「宝物」が撮られるシーン
  • 有馬公生の演奏に,かをりと絵見が感動するシーン
  • コンクール荒らしの有馬公生
  • 相座武士が公生の練習を偵察に行くシーン

などが含まれており,いわば「ゼロ」とか「オリジン」みたいな物語の第1話につながる構成になっています。

 

私としては,井川絵見が号泣した,有馬公生が演奏した曲は何だったのか?

これが気になっておりましたが,このオリジナルアニメでは明らかになっておりました。

 

 

それにしても,「進撃の巨人」もDVD付きが売られてましたし(うちの家内が何の迷いもなく買ってました…),あれこれ考えるものですね。通常版と比較して10倍くらいの価格。これなら,収納ボックスが付属する「新世紀エヴァンゲリオン」の最終巻・限定版はまだ許されるなーと思いました。

そして,最近は原作コミックスとアニメは同一次元にあるんですね。

というのは,原作コミックスのアニメ化って「似て非なるもの」ばかりでした。

 

ジャンプ系のは,原作にないキャラやとってつけた話が追加されてばかり。「ドラゴンボール」は原作に追いつかないように変な話ばっかりでした。「よろしくメカドック」は原作で主人公は名字「風見」で呼ばれているのに,アニメでは「潤」と呼ばれ,しかも第1話からオリジナル。サンデー系のは,原作の「金色のガッシュ!!」からアニメでは「金色のガッシュベル!!」と微妙に別物であることをタイトルに示しておりました。

 

これに対して,「四月は君の嘘」はアニメではかなり原作に忠実でした(同一ではありませんが)。そして,コミックス付属のDVDの主題歌もアニメ版と同じ。少なくとも作者はアニメ版を認めているってことです。

昔は,きっと作者を無視してアニメが展開していたんだろうなと思いました。

時代は変わったものです。

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2015年2月14日 (土曜日)

四月は君の嘘・最終話を読んで

月刊少年マガジンに連載されてきた「四月は君の嘘」,ついに最終話を迎えてしまいました。何回か紹介してきましたが,締めとして読書感想文でも書いてみましょうか。

ネタバレというよりも,最後まで読んでることを前提として書きますので,最終話を読んでない方はこの先を読まないことを推奨いたします。

最終11巻は,5月15日発売予定ですが,先にアニメが終わりそう。アニメは,原作に忠実ですので終わり方もきっと同じことでしょう。

 

 

「四月は君の嘘」というタイトルを見て,違和感と好奇心が湧きました。最も強い言葉は「嘘」。そして,「四月に」でも「四月の」でもなく「四月は」であること。このことから,単純に四月に嘘をつかれたのではなく,四月そのものが嘘であると興味をそそられたのです。

私は,その「嘘」は,「四月に一緒に演奏しよう」とかそれに近いものかと思っていました。でも,「嘘」なのだとしたら達成できないわけで悲しい結果になってしまいます。それに,「○○しよう」は嘘ではなく約束です。ちょっと違う。

作品を通して,真摯に音楽に没頭する公生の姿と,公生のことしか考えていないようなかをりの思いが描かれました。最初は,この二人のせつないラブストーリーで完結すると思っていました。しかし,作品の後半から椿の思いが絡み合ってきます。公生のことを弟としか思っていなかった椿は,公生への一途な恋心に気付いて悩むのです。まるで,「H2」の国見比呂のようですが。

ここで,当初の予想から違った結末を想像せざるを得なくなりました。

はじめは公生とかをりが結ばれることを考えていました。実際,音楽を通じて二人は結ばれたわけですが。共演したのはたった1回だけで,その後は公生が何度も音楽でかをりに告白を続け,かをりがその思いを受け止める。確かに相思相愛。もし,あと1回でも共演していたら二人は生涯のパートナーになっていたことでしょう。

椿の思いは膨らむ一方。そして公生はかをりを思う。

では,かをりは?

 

読者はみんな思っていたはずです。かをりは渡じゃなくて公生が好きなんじゃないのか。

 

それが最終話ではっきりしました。

かをりの「嘘」は既に第1話でなされていたのですね。最終話は,かをりの独白。幼い頃の公生との出会い(井川絵見との伏線は読めませんでした),中学1年生からの秘めた思い。かをりの人生は,公生を思い続けた人生であり,最後の最後に告白したい気持ちは遂げられたわけです。とても悲しいことですが。

 

とっても悲しかったですが,とてもスッキリした最終話でした。

 

 

感想はここまでですが,最後にかをりの病気について考察します。

実際,このブログの検索キーワードで「宮園かをり」,「病気」が多いので。

 

私の結論は,「何らかの悪性腫瘍」。

最初は血液疾患を考えましたが,血液疾患なら手術はしません。ネットに筋ジストロフィーという意見がありますが,臨床症状が異なります。脊髄小脳変性症とか筋萎縮性側索硬化症も手術しません。

作品中に出てきたのは,「大量の薬」,「突然倒れる」,「つらい点滴」,「延命のための手術」です。

おそらくは心臓周辺の腫瘍であり,それが進展してきたために突然の意識消失をもたらしたと推測します。顔面の出血は,血小板が低いためではなく,完全に意識がなくなったので頭から倒れ込んだせいではないかと。肥大型心筋症などで起こりうる症状です。

このような心筋症でも合致するところは多いのですが,「つらい点滴」が合いません。勝手につじつまを合わせるならば,「つらい点滴」は,脱毛を伴う抗癌剤ではなく,特定の腫瘍をターゲットとした生物学的製剤と思います。

最後は,可能な限りの腫瘍摘出を試みるのですがERD(ここは説明しません)のような心電図波形となり,ティッシュトート(ここも日本語にしません)となる…と。

この考察は蛇足です。

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2015年1月10日 (土曜日)

総理の椅子

今回はマンガ紹介です。

国友やすゆき先生の「総理の椅子」全9巻です。

最初に見たのは,コンビニか床屋さんか何気なく開いた雑誌でした。

主人公の白鳥は,清廉潔白で弱きを助ける無欲の青年。彼は,ある代議士のボランティア選挙運動員となりますが,その真面目な行動とイケメンさもあって,どんどん駆け上がっていきます。

しかし,白鳥の真の姿は全く違うものでした。最後まで明らかになりませんが,彼は政治のみならず日本全てに深い恨みを持っています。その恨みを果たすべく,必要な権力を手に入れるために生きていたのです。

彼の行動の最終目標は,日本そのものです。ネタバレは避けますね。

 

 

さて,「腐った日本を変える」ということですと,どうしても「サンクチュアリ」が出てきますね。これも我々世代のバイブルでした。

北条と浅見,ふたりの青年が日本を変えるために行動していく素晴らしい作品です。

何の後ろ盾もない青年が総理大臣を目指すには,裏社会からのサポートが必要と言うことで,北条はヤクザの世界に身を投じてやがて日本のヤクザを統べる存在になります。浅見も政治家秘書から国会議員を目指すわけですが,所々でカネを要求されるわけです。

ヤクザの世界も政治の世界もタヌキオヤジたちが魑魅魍魎。そこと戦いながら,総理大臣を目指していくわけですね。

 

これに対して,「総理の椅子」では主人公の白鳥がたったひとりで上手くやるんです。狡猾に仕組んだ罠の連続で。

 

こういった作品は,たいてい最後に主人公がやられます。「デス・ノート」もキラの最期は無様でありました。

「総理の椅子」ではどうなるかというと…

書きません。

 

ですが,主人公は最終目的を達成します。最終目的というのは総理になることではありません。

日本人全てに対する復讐劇です。

私は読んでいて,止まりませんでした。

機会があればご一読を。

 

もっと書きたいのですが,研究会の時間が迫ってきたのでまた今度。

 

[追記] 一時帰宅したので,ちょっと追記します。

「サンクチュアリ」の主人公ふたりは,光と影,表社会と裏社会に分かれますが,それぞれの社会で筋を通して勝ち上がっていきます。

対して,「総理の椅子」の白鳥は「ありとあらゆる手段」を講じて勝ち上がっていきます。白鳥をずるいと感じるわけではありません。白鳥にはそれ相応の理由がありますし,「デスノート」の夜神月のように君臨する気もありません。目的を達成するためには総理が必要と言うことなのです。

そこを比較しながら読むと,面白いです。

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2015年1月 1日 (木曜日)

電子書籍はどっち寄り?

この1年,私はかなり電子書籍に頼るようになってきました。

私の初代iPad miniは,とても軽いのでマンガを読むのが全く苦になりません。「モーニング」の電子版も月額500円と素晴らしく安いので購読しています。また,amazon.co.jpで期間限定の無料コミックスもありますので,それで結構満足するんです。

ま,最初の方だけ無料にして,続きを買わせようという戦略なのでしょうけど,私のように1巻だけで満足する人もいるわけです。

もちろん気に入って電子版を購入することもあります。読み終えてタブレット端末から削除しても,購入記録が残っているので,再ダウンロードが無料なのも嬉しいことです。

 

と,私の中では徐々に電子化が進んでいるのですが,これは本屋さんとか出版業界にとっては相当に厳しい流れですよね。

漫画家にとってはどうなんでしょう。

きっと,売れっ子には厳しく,そうじゃない漫画家には良い流れなんじゃないかと思います。

「本が電子化」すれば,必ずデータが流通します。いくら著作権で保護していても流れます。「漫画を貸し借り」するのではなく,「データがやりとり」されるわけです。

とても売れている漫画ほど,すぐに電子化されてネット流出することでしょう。だから,売れっ子漫画家にとっては「買ってくれる人が減る」わけで,損をすることになります。

一方で,まだ日の目を見ていない漫画家にとっては,自分の作品を観てもらう機会が増えます。これまでは編集の側が出版による赤字を怖れて採用しなかった漫画家も,電子版ならば低リスクで電子出版できます。

そう考えると,電子書籍って勝ち組を抑制し,負け組を救済するシステムですね。どっちかといえば,自民党よりも民主党の政策に近いかな。

 

こんなことを考えながら,今日もiPadのkindleを開くのでした。今日の無料コミックは「ちはやふる」と「大使閣下の料理人」。

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2014年7月17日 (木曜日)

「みゆき」の最終話に思う

またマンガネタです。

本当は大量の仕事に関するストレスを発散したいのですが,諸事情で書きにくいことも出てきまして,それはそれで困っている次第です。ちなみに,昨日も一昨日も院内外でセミナーとか講演とかしておりました。月末にまた喋るのでスライドを作らねば。そして,再びラジオにも登場することになったので,そちらの原稿も作らねば。でも,もうすぐ外来で終わったら会議がふたつあって,終わったら速攻でピアノのお迎えに行って,帰宅したら娘たちのお風呂とか勉強とか対応したらもう寝る時間になりそうです。うーん,長い日本語は国語力のなさを露呈。

 

それはさておきまして,「みゆき」の最終回です。

知っていること前提で書きますので,知らない方はスルーしてください。

 

今回の私の議題はたったひとつ。

鹿島みゆきが旅をしている(※やはり旅は基本)途中で,偶然に沢田優一とすれ違うのですが,これが新たな恋のはじまりなのか否かということです。

 

当時,電車で「附属」の中学校に通っていた私。このこと自体は若干後悔しておりますが,それは別の機会に。

電車は田舎ですから,2時間に1本しかありません。なので,自然と本屋さんで時間をつぶすわけです。当然,少年ビックコミックは隅から隅まで…。

 

当時の私は,これが新しい恋のはじまりとは思えませんでした。

しかし,クラスメイトの女子たちは「これは恋だよ」と決めつけておりました。

 

私は,シチュエーションはともかくとして,あそこまで愛した人と別れ,結婚までされた直後に別のひと,しかもかつてのフィアンセ(相当)と恋に落ちるわけがないと思ったのです。

 

女子たちは,「それは違う」と。

 

時は流れました。

しかも30年くらい。

 

いま読むと,私にも「これは恋のはじまり」と思えるんです。

ああー,敗北感。

 

――それだけなんですけどね。

 

 

かつてある本で読みました。

小学生の女子はだんだんオモチャから離れていくと。

 

かつての我々が高学年になっても超合金で遊んだり,誕生日やクリスマスのたびに再診のオモチャをねだったのに対して,女子は違う…と。

 

では,女子はどうなるのか。

「オモチャの世界」から「オトナの世界」に行くのだそうです。つまり,恋の話。

私がマンガで,「ギャラクティカマグナムー」とか「ジェットアッパァァァ」とか「地獄に落ちろ~」とか熱中している頃に,同世代の女子はきっと恋愛漫画を読みふけってスキルアップしていたのだろうなと。

 

30年後の敗北感。

 

でも,私はこんな自分が意外と好きです。

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2014年7月14日 (月曜日)

鉄板を組み合わせてみる

再び漫画ネタ。

 

マンガには様々な「鉄板」があります。たとえば,ジャンプのバトルもの。

  1. 強力な敵の出現
  2. 倒すための特訓
  3. 必殺技の会得
  4. 必殺技の使用制限
  5. ギリギリで敵を倒す
  6. それ以上の強力な敵の出現
  7. かつての敵と力を合わせる

という流れです。

6の使用制限とは,界王拳はよく分からないが身体に負担が掛かるとか,ケガしていてドライブシュートが打てないとかです。

 

私の大好きな「鉄板」は,恋愛ものです。

  • とある女性を好きな男がふたり現れる
  • どちらもいい男で読者的には甲乙付けがたい
  • 女性はどちらが好きか決めている
  • 結ばれる寸前で,もうひとりのいい男が死ぬ
  • そのせいで,好き合っている2人は最後の最後まで結ばれない

です。

この展開は「生徒諸君」で多くの読者の感動を得て,さらに「タッチ」で最高級の完成形をみております。

 

では,これにさらなる「鉄板」を追加してみましょう。

 

 

さらなる鉄板とは…あれですよ。

 

沖田十三とかユリアとかね。

 

 

これらを組み合わせれば,すごいストーリーになりそう。

 

よし,主人公の少年のまわりに2人の少女がいることにしましょう。2人の少女は,どっちも主人公が好き。タイプは違うけど,どちらも美人で気立てが良い。

主人公は,無口な少女に決めたけど,不慮の事故でその少女は死んでしまう…。

――そんな中。

 

「たったいへんよ! きいて! あの娘が生きていたんだって!!」

ことの意外さに驚きながらも,一心不乱に駆けつける主人公。

病院。

死んだかに思えた少女は,包帯姿で登場。

「生きていたんだね…」

「あなた誰?」

えっ? 驚く主人公。

「忘れたのかい?」

「いいえ。知らないの…」

「え?」

「――わたし,たぶん3人目だから…」

 

 

エヴァじゃん。

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2014年7月13日 (日曜日)

なぜ旅に出る?

少なくとも明後日のセミナーで使用するスライドはほぼ完成したので,久しぶりにピアノとも仕事とも関係のないことを書きます。

 

少年,青年にかかわらず,男のマンガって最終回で「旅に出る」ことが多いんです。

「ドラゴンボール」においては,ピッコロを倒した後にも(※牛魔王の家に帰っただけかもしれませんが),最終回でも旅立ちました。「金田一少年の事件簿」でもチャリンコで旅に出ました(※金のなさそうな高校生が行ける範囲は限定されてますが)。最近終わった「神の雫」も旅に出ました(※原作者は金田一と同じなのですけど)。ややマニアですが同一作者の「サイコドクター」も旅へ。「聖闘士星矢Ω」でも光牙とエデンが揃って旅へ。「巨人の星」も飛雄馬がさみしく去って行く。ジャンプとかで打ち切りが決まった作品も,「実はオレ…旅に出ることにしたんだ」とか言って去って行きます。「ミスター味っ子2」においても,父親である陽一は世界を旅しているという展開。「北斗の拳」のケンシロウもそう。「バーテンダー」も。

「変わった旅」としては,「キャッツアイ」。瞳の記憶がなくなり,ある意味,「旅」と同等かと。「寄生獣」のミギーもしかり。

そう考えると,安易な旅に出ずに留まった作品をもっと評価したくなるのですよ。

 

「るろうに剣心」。道場にとどまって次世代の育成に専念した剣心は評価に値します。ちなみに,最近の文庫版の表紙が,かつての文庫版の画そのままに実写になっていてキモいです。斉藤一はカッコいいのですが。

「シティーハンター」。香とふたりで時代を駆け抜けていく感じが私は好きです。その後に厳しい展開が待ってますが…。――もう,「エンジェルハート」の方がずっと長い作品になってしまいましたね。

「海皇紀」。主人公が死んで(100歳以上なので大往生)終わるのもなかなか。

 

スポーツものは,たいてい「またシーズンがはじまるな」みたいな感じが多いので,これはこれで定番だったりします。

「ラフ」のように水泳の決着は不明でも,恋愛の決着はしっかり着くのも好きです。あだち充先生はこのパターンが多いです。

 

では,まだ終わってない作品を「旅に出して」終わらせてみましょうか。

 

「美味しんぼ」。山岡さんが,「俺は旅に出る。偉大な父を超えるために」と家庭を顧みず旅に出る。しかし,その後に「山岡~,昨日立て替えたカネを返せ~」と言われて終了。これはありかな。

「進撃の巨人」。すべての謎が公開されたらエレンが旅に出る。…あと何年かかるかな。

 

…こうしてみると,最終回で主人公が旅に出そうなものって結構あります。

 

 

最後に。

主人公が旅に出るって,「ブラックジャック」からはじまったものなのかな…と。人生とは旅であり,それは列車のようなものであると。

 

 

♪ ふかく耳を澄ませば 朝一番の汽笛 

 

 

ええ,松山千春ですよ。

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2014年5月 4日 (日曜日)

「四月は君の嘘」,ノイタミナへ

月刊少年マガジン連載中の「四月は君の嘘」。

今年10月からのアニメ化が決まったようです。楽しみです。「ノイタミナ」はフジテレビの深夜アニメ枠。「銀の匙」とか「サムライ・フラメンコ」など放送していた枠です(※ 私は「銀の匙」,家内は「サムライ・フラメンコ」を観ていました)。

 

この記事は,今月の号の感想や今後の展開について,ただ書きたいだけなんですが,中等度のネタバレを含むこれまでのあらすじを紹介。

 

【あらすじ(中等度のネタバレあり)】

主人公は有馬公生(ありま・こうせい)と宮園かをり。ふたりの音楽を通じた切ないラブストーリーです。公生は他界した母親から厳しくピアノを仕込まれ,正確無比な演奏から“ヒューマン・メトロノーム”との言われ,小学生時代のコンクールを総ナメにしていました。公生はピアノが好きと言うよりも母親を喜ばせるために厳しいレッスンに耐えていました。しかし,限界を超えたため「自分のピアノの音が聞こえなく」なりました。また母親も他界してひとり暮らし。中学2年生となった公生は,ピアノから離れ「色の無い世界」で平凡に生活していました。

公生は,宮園かをりと出会います。彼女は天真爛漫で美しい。かをりはヴァイオリニスト。彼女は強引に公生をコンクールの伴奏に選びます。彼女の演奏は,独創的で圧倒的。「同じ曲なのか?」と強いインパクトを与えます。しかし,正確さを競う「コンクール」では勝てません。公生は自分の音がやはり聞こえませんが,かをりの音に触発されて,「音楽が好きだった」自分に目覚めていきます。

ふたりの関係は変わりません。なぜなら,かをりは公生の親友を好きだから。公生はそう思って,自分の気持ちを止めます。止めて,ピアノにあらためて打ち込むようになります。

そして時間が経過し,迎えた中学生コンクール。まだ,公生は自分の音が聞こえません。それは母親への複雑な思いが呪縛となっているからです。公生がピアノを弾くと,亡くなった母親の不気味な幻影が公生に囁きつづけます。

最初は,機械のように正確に弾いていた公生は,徐々に幻影との戦いの中で我を失っていき崩れ落ちていきます。そして,ついに演奏を止めてしまいます。そこで公生に浮かんだのは彼女。

公生が出した答えは,たったひとりのために弾くこと。この音が届くと良いなと強い思いを込めた演奏は,確かにかをりに届き,かをりは涙するのでした。そして,公生は母親からの呪縛から脱し,あらためてピアノとともに生きていくことを誓うのでした。

かをりは,病に冒されていました。本人と両親しか知りません。来るべきコンクールに現れず,入院していたかをりを観て,公生は生前の母親の姿を重ねました。気丈に微笑むかをり。公生の不安は募るばかりでした。

公生はとある学園祭でピアノを弾く機会を得ました。公生は親友に頼んで,その演奏を病床のかをりにケータイで伝えることにしました。

その後,公生はかをりに伝えます。

「もう一度チャンスをください。僕と演奏してください」と。

残された時間を,公生との演奏の思い出を胸に生きようとしていたかをりも変わろうとします。

 

 

 

 

 

さて,ここからは今月号の結果を踏まえての感想と考察。これはネタバレしませんので,読まないと分かりませんよ。

 

かをりの病気は,再生不良性貧血と思っていましたが,違ったようですね。

タイトルの「四月は君の嘘」。できれば,「四月に思い出の場所で会おうね」とか言ったかをりが死んでしまう展開になって欲しくないですね。私はハッピーエンドが好きです。四月に難病を克服したかをりと再会して終わって欲しいですよ。満開の桜の中で。

「エリア88」という名作でも,作者は当初は主人公の風間真が死ぬストーリーを考えていたようですが,それを回避して記憶を失うというエンディングを選びました。

この作品でも,ハンディキャップのなくなったふたりが再び公園で出会ってほしいなー。

 

戯言感想です。

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2013年12月15日 (日曜日)

BAKUMAN風に

今更ですが,「バクマン」から入ります。

この作品の主人公・真城最高(ましろ・もりたか,通称は“サイコー”)は,もうひとりの主人公・高木秋人(たかぎ・あきと,通称は“シュージン”)に誘われて漫画家への道を本気で目指します。

サイコーが父親に漫画家を目指すと電話で伝えたとき,父親は

「巨人の星を読んだことがあるな? ならば坂本龍馬の台詞を知っているな」

「あしたのジョーを読んだことがあるな?」

と,息子を漫画作品から激励します。

 

これ,ジャンプ読者世代には厳しいと思うんですけどね。

星飛雄馬は,大リーグボール3号を開発したものの,その投法はあまりにも自己の筋肉に負担がかかるため,いつか切れてしまうと医師から告げられます。飛雄馬は「坂本龍馬のように,死ぬときにはたとえドブの中でも前を向いていたい」と,龍馬の言葉を引用します。

また,あしたのジョーでは,BAKUMAN作品中ではこれ以上語られないのですが,パンチドランカー症状が現れていて,いつ死ぬか分からない状態で真っ白になるまで戦ったジョーの生き様をほのめかしています。

 

 

そこで,私も娘に言おうかな。

 

「もうすぐ,冬休みだね。ちびまる子ちゃんの第1話は知っているね」

 

 

私も終業式の日に習字セット,絵の具セット,リコーダーなどを持ち帰ったものですよ。

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2013年12月 9日 (月曜日)

星空をかき消すセールスマン

ファミリー劇場で「銀河英雄伝説」最終話を鑑賞しておりました。

もちろん初めて観るものではありません。が,全110話の本伝は見応え十分であり,ファミリー劇場も数年おきに放送してくれるので,いい感じに忘れた頃に何度も楽しむことができるのです。

 

カイザー・ラインハルトが命数を使い果たし,ウォルフガング・ミッターマイヤー元帥が満天の星空を義子・フェリックスと仰ぎ見る。

 

そういう再興のラストシーンで

 

 

「録画をはじめます」

 

と2番組同時録画がはじまり,

ミッターマイヤー元帥の最後の台詞を聞けないまま

 

 

画面に登場したのは喪黒福造。

 

 

私のやるせない,やり場のない気持ちを理解してくれるだろうか。

 

ええ,予約録画しているのは家内ですよ。ハードディスク残量はあと1時間。うち80パーセントを家内のアニメが占めてます。

 

 

Sometimes it gets so hard without you

  家内はいないけど,難しいことが起こるよ

It seems to me the whole world away

 まるで世界に取り残された気分さ

Do you know that you have a clue, why I was born to live this windy day.

 こんな寒い場面を観るために私がどうして生まれたのか,君はわかるかい?

 

 

It must be something, that comes, flooding into my heart.

 

 

 ああ,これ以上,毒訳つづけたらダメになりそう。

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