経済・政治・国際

2014年12月12日 (金曜日)

選挙前に思うこと

もうすぐ選挙ですね。実は,20代にはほとんど投票しなかった私。

「私が投票したって変わらない」,「仕事が忙しい」,「どこに入れても変わらない」など自己弁護していましたね。

でも,だんだん社会の構造とかが少しずつ分かってきて,政府で決まったことの影響を多少なりとも実感するようになって,やはり投票しないとなと思えるようになりました。

これ,職種に関係なく,私のような大人は少なくないと思います。

ただ,そういう「分かっている」大人は,そこそこの収入があるはずですので自民党の政策を支持すると思うんです(完全に支持しないまでも,否定はしないと思います)。

 

と,言うことはですよ。

投票しているのは「世の中の仕組みを知って,政府の決定の影響を受けている人」が主なのかもしれません。ニュースでは年齢ごとの投票率は出ますが,それ以上は分からないわけです。

 

もし,私が20代の時に,もっと「分かって」いたら,当然ですが当時の自分に有利な政策を支持したと思うんです。「日本を考えて」ではなく,「自分を考えて」です。

例えば,「20代の給料を上げる」とか「大学生に子育て手当」とか。まあ,若い頃は基本的に物欲主体ですからカネの話になりますね。そして,財源は先の見えない年金を大幅にカットするとか,高齢者の医療費負担は若者と平等にするとか,言ったと思うんです。

そして,もし今の若者が同様に関心を持ったら,同じような主張をすると思うんです。

 

つまり,中学生や高校生の時から,政治が自分の生活に直結することを教えるようなシステムがあれば,「とにかく若者が優遇される世の中」を実現可能かもしれません。極端に言えば,就職して10年はうなぎ登りに給料が増えて,その後は徐々に減っていく。だから,みんな30前には結婚して家を建てる。健康保険は若者は病気になる率が低いから,年齢層に関係なく4割負担にする。年金制度は大幅に縮小する,などなど。

 

そうなると保守政党は困るわけです。

 

そうか,腑に落ちました。

 

だから,中学・高校で習う政治は,「世の中の仕組み」じゃなくて「政治の仕組み」なんですね。一般人目線と言うよりも,政治家目線ですものね。実際に社会で必要なのは,「どんな政策で,一般人の生活がどう変わるか」なんですが,そこは触れません。

いまの政治の勉強がおもしろくないのは,意図的に若者に投票させないため…だったりして。

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2014年12月 9日 (火曜日)

意外な一致率

毎日新聞のサイトに,「えらぼーと」というのがあります。

15の質問に答えると,自分の考えに最も近い政党や立候補者が表示されるという面白いシステムです。テレビで見て,私も早速やってみました。

「憲法9条」とか「集団自衛権」など,ほとんどは○×を付けるくらいの感覚でやれます。そうやって,全ての質問に答えて,特に重視していることを2つ選べば終了。簡単です。

 

画面に,それぞれの政党と「あなたとの一致度」が表示されます。

私の場合,最も近いのは「次世代の党」でした。一致率72%。次いで,自民,改革,幸福,維新の順番でした。

おおー,意外なところがヒットしたなー。

でも,こういうのをきっかけに公約を読んでみるのも一興。「えらぼーと」,国民への政治関心には一役買ってますね。

 

また,一致度がダントツで低かったのが「民主党」(苦笑)。なんと,共産,社民を抑えての低一致度でした。

かつては国民のほとんどが応援した政党ですが,今回は候補者も少なくてなんか…ね。ちなみに,私と民主党の一致度は11%でした。

 

もっと笑えたのは,うちの選挙区の候補者との一致度も出るんですが,4人の立候補者との私の相性は,50%, 11%, 11%, 6%と全体的に低め。

きっと,農業改革は必要と思ってますが,安易な金銭補償制度は意味なしと思っているからかな。私は,農家ではなく農業を守るべきと思ってますが,田舎の候補者には絶対言えないことでしょうしね。

 

投票まで5日となりましたが,いろいろ読んで考えて投票します。

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2014年11月20日 (木曜日)

総選挙前にこのあたりが知りたい

最近,娘には学校の授業とは直接関係ないことを教えています。たとえば,オームの法則とか平方根とか。もちろん基本だけで,法則と言うよりも考え方ですけど。時々,政治のことも教えています。簡単に,国会が衆議院と参議院からなることとか,与党と野党とか。自民党と民主党の似ているところと違うところとか。

 

これから総選挙がありそうですが,その前に私自身が知りたいことがあります。

 

その背景として,各党が与党批判をするだけで政権奪取後の具体的な方策が見えないからです。

 

野党は,アベノミクスは失敗なので責任を取るべきであるとか,首相は「暴走」(これ,ひどい言葉と思うんですけどね)しているとか,とにかく自民党に投票すべきでないと主張しています。

 

一方で,民主党も過去にみんなが期待したものの,ご存知の通りの結果でした。我が家は初回しか子ども手当をもらえず。私の目には,共産主義にしか見えませんでした。

 

消費税撤廃を叫ぶ党は,社会保障の財源をどうするんでしょうね。

 

 

さて,そこで私が知りたいことはひとつだけ。

 

日本国民がどんどん消費すれば,全てがうまくいくのか。

 

社会保障に充てるための消費税増税を先送りにしたわけで,「弱者救済の資金源が絶たれた」わけです。では弱者を救済しない?,企業から増税?,それとも消費税はそのままだけど所得税とか増税?,それともまた赤字国債?

 

もし,みんながどんどんお金を使ったら,全てがうまく行くのか,それでも上手く行かないのが知りたいのです。

 

たとえば…ですよ。

 

これからは,全国民の給料は「使用期限付きのお金」で支払うとすればどうなるでしょう。給料は支払い日から2年で価値がゼロになります。そしたら,みんな使うしかないでしょ。ま,貯金とか買い物のおつりとか問題はいろいろありますけど。

 

そこが知りたいところなんです。

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2013年9月25日 (水曜日)

めったに書かないのですが,新潟県知事さん

久しぶりに気分が悪いやりとりを見てしまったので苦言を。

 

新潟県知事が,柏崎刈羽原発の安全対策を提出した東京電力に対して一言。

「東京電力は,安全とカネ,どちらが大切なのか?」

 

――幻滅しました。もちろん新潟県知事に。

 

これ,マスコミの前でのやりとりですから,公人としての発言ですよね。なんて程度の低い発言なのでしょう。

一応,考えてみました。国語の入試問題風に可能性を考えてみました。

 

[問題] 新潟県知事の意図していることはどれか。次の中から最も正しいものを選びなさい。

  1. 新潟県知事は,東京電力は安全とカネのどちらが大切なのか全く分からないので,質問せずにはいられなかった
  2. 新潟県民は東京電力が安全とカネのどちらが大切なのか分かっていないので,県知事が県民の代わりに東京電力に質問した
  3. 新潟県知事は,様々な方面からの圧力に屈して東京電力に嫌みを言わざるを得ない状況に追い込まれていた
  4. 新潟県知事は,適切な対応が思いつかないので,ブレーンに与えられた台本通りに東京電力に嫌みを言った
  5. 新潟県知事は,東京電力に低俗な嫌みを言うことで自身の地位をアピールし,次回の選挙戦への足がかりにしようとしている

 

どうなんでしょうね。

 

同レベルの質問。

 

「あなたは,患者の命と病院経営,どちらが大切なんですか」

「あなたは子供の将来と仕事,どちらが大切なんですか」

「あなたはiPhone5Sと家庭,どちらが大切なんですか」

 

 

今回の新潟県知事の発言,新潟県民はどう思ったんでしょうね。

知事を選んだのは県民ですから,「よくぞ言ってくれた!」と思ってるのでしょうか。

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2013年5月 3日 (金曜日)

憲法記念日ですので

1947年5月3日に日本国憲法が施行されて66年が経ちました。

今年は総理の憲法改正論もあって,日本人の中で憲法に関する関心がすごく高まっていると思います。きっかけが何であれ,我々が遵守する憲法をみんながあれこれ考えてるのは良いことだなと思っています。

現行の日本国憲法を変えようとする人,変えずに解釈で何とかしようとする人,何も変えるべきではないという人,様々ですけど,私は一人一人が自分なりの考えをもって,それを大切にすればそれで良いと思います。

 

昔,ちょっと遊んだファミコンゲームに「維新の嵐」(もともとはパソゲー)というのがありました。

歴史シミュレーションゲームです。ペリー来航後の幕末の時代に,尊王,公議,佐幕の各思想を持っている志士たちのひとりになって,他の志士たちを説得(時には武力も)して少しずつ目標とする方向に国を動かそうという壮大なゲームです。

無名のプレイヤーで開始すれば,まず偉い人は会ってくれません。勉強したり武力を高めたりして成長していくと,少し偉い人に会ってもらえるようになります。そこを何度も説得をして偉い人(藩主とか)を説得して,その藩の基本思想を変えていく…というやつ。

坂本龍馬ならば,まずは海援隊を結成して名声を得て,藩主を説得して味方を増やして,最終的には大政奉還にもっていくことになります。

 

でも,今の時代は,ゲームのように簡単に説得されるとは思えません。

話し合って,同じ考えに至ることを目指しても無理です。

今の時代は,話し合って,「あなたと私はここの考え方が違うんだね」と確認して握手する。つまり,互いのスタンスを認め合って,私生活では仲良くするべきだと思うんです。

 

なので,「憲法を考える会」はあって構わないのですが,主張になびかない人を攻撃したり,異論を持つ人の人格まで否定するのはやめてほしいものです。

ニュースを見てましたら,「憲法を考える会」が県内で開かれたようですが,内容は「現在の憲法は断固として守るべきであり,与党の案にのって改悪してはならない」という趣旨でした。それななら,看板はそういうメッセージを明確すべきだなと思いました。

また,96条の改正について論じるならば,論点は賛成なのか反対なのかであり,他のことを議論してやんわり否定するようなやり方は良くないと思いました。

 

 

ま,言論の自由はあるわけで,皆さん思うところを十分に主張すればいい。ただ,否定するだけではなく代案を提示すべきだと思うし,代案を出さずに質問するならば謙虚であって欲しい…そう思う1日でした。

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2013年3月 3日 (日曜日)

被害者意識 PART-II 政治

先日,「被害者意識」というテーマで,あまり被害者と思わずに前向きに頑張ろうよ,みたいなことを書きました。

今回は,政治家のコメント編。

 

最近――というか,この10年以上――政治家のコメントで耳につくものがあります。

 

  • 「国民は…」
  • 「これは国の責任で…」
  • 「納得しない」
  • 「自公民三党で」

他にもあるのですが,まずはこれだけ。

 

まず,「国民は○○だ」というコメント。自分の意見を,勝手に国民レベルにしないで欲しいです。もし「国民」という言葉を使うならば,その根拠となるデータを示すべきだと思います。

例えば,「消費税増税には国民は納得していない」という台詞。

根拠となるデータはありません。それに,カネを取られるのですから気持ちよくOKする人なんていないわけで,私には「お年玉を減らすことに子供たちは納得していない」と全く同レベルと思うのです。

そういう,「1+1=2である」みたいなコメントじゃなくて,「消費税を増税するのだから,増税分が何に使われたのか詳細に国民にお知らせしましょうよ」くらいな前向きなコメントが欲しいです。

 

「国の責任」。「国」って何さ。そういう不確定な団体,組織のせいにしてどうする? 「国の責任」とは,私は政府ではなくて国会議員全員の責任だと思っています。批判は簡単なわけで,国会議員である限り,全ての政治的な決定は全国会議員に平等に責任があると思います。「私は反対した」とか言うのは構いませんが,自分を安全な場所に置いて相手を批判するような人間を私は信用しません。

与党を常に批判する万年野党の議員たちは,別に批判しても構いませんが,与党の考えを変えるような答弁ができなかったんだから,自らを恥じ,不本意な法案が通過してしまったら,むしろ野党の役に立たなかった議員こそ,辞職すべきだと思います。

 

「納得」。これも使いすぎです。だいたい,全ての人が納得できるのは,数学とか物理法則のみだと思います。他は誰かしら納得してませんよ。

「国民は納得しない。もっと説明責任を果たすべきだ」

これ,最も私が嫌いなフレーズ。国民がどう考えているかは官僚が調べれば良いし,生命方法もそうだと思います。逆に,「説明責任ってどういう意味ですか?」と聞き返せば困るかもしれません。

 

「自公民」は,それ以外の野党がよく使う言葉。別に,国会議員たちが誰とどう話し合おうと構わないと思うんです。与党との会議に参加したければ,「我々も混ぜてください」というのが筋だと思うんです。

 

そんなわけで,別に与党を支持するわけじゃないんですが,野党のコメントに「被害者意識」を感じています。

批判だけじゃなくて,「この議員,なかなかやるなー」ってコメントを見てみたいのです。与党,内閣をうならせる前向き発言,出ないかなー。

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2012年8月12日 (日曜日)

消費税10パーセント時代を迎えるにあたり

予定通りに消費税増税案が可決しました。

ニュースで報道された町の声では,「仕方ない」という声がある一方で,「もっと金のあるところから取ればいい」という,単なる個人的希望までいろいろでした。

 

まず,国会議員の皆様に対して思ったこと。

重要な議題に対して,欠席しちゃダメでしょ。

仮にも国民の代表として「先生」と呼ばれる立場になったのに,YesもNoも示さない。党の方針とか言い訳して欲しくない。こういう議員がいるから,選挙に行く気が失せるのだ。

今回の議決に対して欠席するような議員は,次の総選挙では決して当選させてはならないと思った私。

 

次,野党の皆様に対して思ったこと。

消費税増税に反対している党はいくつかあるのですが,対案がはっきりしてません。一応,各野党のホームページからマニフェストを読みましたが,具体的な対抗案がありません。

「無駄を無くす」なんてキレイごとを書いてますが,枝葉の部分に詳しく言及しているだけで,「これなら行けるかも」と思えるような強い方針が見当たりません。

もっと野党が強く,政権担当可能な勢いをつけなければダメでしょう。

 

与党の皆様にも。

今回の話を聞いていると,「いったん税金をたくさんとって,弱者には分配するよ」としか思えません。

公務員の給料引き下げとか,社会保障の拡充とかいろいろありますけど,日本のおカネを増やそうとする政策は一切なさそうでした。これは,家計に例えれば,「お金がないからパパのお小遣い減らして,子供とおじいちゃんに充てるね」みたいなもの。

日本のおカネを増やしていく作戦は無いのでしょうか。

 

そして,我々みんなが考えるべきこと。

「権利がどうこう」とかそれっぽいリクツをこさえて単にダメ出しするのではなく,きっちりと対案を考えるべきでしょう。幼稚でも結構。

「消費税を上げずに,企業とかお金持ちから税金をいっぱい取れ」とか,「消費税を上げずに,社会保障,年金を縮小しろ」とか,とりあえず何かきっちりした意見は持つべき。もし,対案が無いならば,それは消費税増税に対しての同意と言っていいでしょう。マスコミさんたちも,そこまで街頭インタビューして欲しいものです。

 

ここまで偉そうなこと書いてるので,私の案を。

 

  • 消費税10パーセントは仕方なし
  • 年金は,その年ごとに変動制(支給する最低金額は定めない)
  • 生活保護は,衣食住・医療ともすべて現物支給とする
  • 高齢者よりは子供を優先した政策を
  • 医療経済に関しては思うところがあるのですが,長くなるので別の回に

 

いろんな批判もあるでしょうけど,まずは一人一人が自分の考えをはっきり主張するところから始まると思います。

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2011年6月19日 (日曜日)

菅総理のコメントに堪忍袋の尾が切れ心が我慢の限界

めったに政治をネタにしないのですが,あまりのコメントに,海より広い私の心も,心が我慢の限界よ(キュアマリン,古いっ)ということで書きます。

 

菅総理大臣はこう言いました。

 

「子どもたちの安全は何より重要だ。政府としても,財源的に必要なものがあれば,第2次補正予算案に盛り込むなどして,全力を挙げて福島県と一緒に実現するということで頑張りたい。最優先で取り組ませてもらう」

 

このコメントを私の国語力で解釈してみます。

【第1段階】

  • 子供たちが安全であることが何よりも重要です
  • もしカネが必要なら予算案に盛り込みます
  • 福島県と一緒に実現しましょう
  • このことは最優先で取り組みます

【第2段階】

  • 子供たちが安全であることが一番たいせつです
  • もしカネが必要だと言ってくれれば予算案に盛り込みますよ
  • 福島県も一緒にやらないとダメですよ
  • 「最優先」と言ったけど,「最優先」はひとつとは限りませんよ

【第3段階】

  • 子供たちの安全が第一 ※ これ言われるまでもなく当たり前
  • カネが必要なら,福島県が「○○に××円必要」って提案しないとダメですよ
  • 最優先でやるけど,福島県が予算案を提示するまで取り組みませんよ

 

というわけで,菅総理のコメントは

「福島県が,○○に××円必要」としっかり提示してくれたら,予算に組み込んであげてもいいですよ

と解釈されました。

 

間違ってますでしょうか。

 

こういうコメントがまかり通るなら,私だって

 

患者さんが安心して療養することが最も重要です。病院としても,治療的に必要なものがあれば,入院治療計画に盛り込むなどして,ご家族とともに一緒に治療していくことで頑張りたい。最優先で取り組みます

 

って話しますよ。入院する患者さん全員にね。

 

できれば,政治家,特に大臣クラスには以下の言葉を使って欲しくありません。

  • 検討する
  • 考慮する
  • 取り組む
  • 頑張る
  • 遺憾である
  • 前向きに
  • 最優先

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