『月刊囲碁』が休刊に
60年つづいた月刊誌『月刊囲碁』が休刊になるそうです。
囲碁に関係する雑誌,新聞は
- 碁ワールド
- 囲碁
- 週刊碁
- 棋道
- 囲碁クラブ
- レッツ碁
などがありました。
ちなみに,私の父が囲碁好きであり昭和40年代に取得した四段の免状を実家に飾っています。私自身も若干かじったことはあり,中学のときに二段くらい(免状は持ってません)まで行ったのですが,ピアノ同様に飽きてしまって現在に至るわけです。
日本棋院の雑誌には,「棋道」,「囲碁クラブ」,「レッツ碁」がありました。マニア向けで読み応えがあるのが「棋道」,初心者から中級者向けなのが「囲碁クラブ」,「レッツ碁」でした。
私の父は,教え下手でした。父と打って強くなったというよりは,ルールも含めて本で覚えて強くなったような気がします。子供ながら,父に全部教わるよりも隠れて強くなって見返したかった気持ちがあったのです。
だから,父の買わない「囲碁クラブ」とか「レッツ碁」を読んで勉強して,ときどきある父との実戦に備えたのです。
囲碁人気は,1980年代後半から陰りを見せました。
将棋では羽生善治氏が脚光を浴びて盛り上がってましたが,囲碁ではそのようなスターは現れませんでした。
いつの間にか,日本棋院の3冊はなくなり,「碁ワールド」という雑誌1冊に一本化されていました。
2000年になって「ヒカルの碁」(全23巻)が話題を呼び,だいぶ子供たちに囲碁が普及しましたが,今ではモーニング連載中の「ひらけ駒!」のほうが話題になり,やはり将棋人気が勝ってるような気がします。
さて,「月刊囲碁」ですが,実家にもありました。
付録がポケットサイズで,過去の名局を一手ずつ解説するやつでした。うちの父は電車でずっとそれを読んでました。もしかすると今でも読んでるのかな,なんて思います。
以前,小学館の「小学三年生」以上が全て休刊になったと書きましたが,売れない雑誌はどんどん幕を閉じていくのですね。
囲碁もピアノもかなり早い段階でやめてしまいましたが,続けていたらどうなったかな…なんて思います。
「月刊囲碁」編集部の皆さん,お疲れさまでした。少なくとも,うちの父はとっても残念に思っているはずです。
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