blanche
最近買った音楽CDはこれです。
飯島真理さんのセカンドアルバム「blanche」。
当時(1984年),買ったのはもちろんレコードでした。レコード屋さんで,大きな袋に入れてもらって小脇に抱えて帰る姿が自分なりにカッコイイと感じていたあの頃を思い出しつつ。
スプーンおばさんや超時空要塞マクロスで有名になった飯島真理さんでしたが,それとは無関係に,透き通った声が好きでよく聴いてましたね。
この「blanche」は,吉田美奈子さんプロデュース。シンプルな楽器構成なのに,多層的な音の深さと広がりを感じます。
飯島さんの透明度の高いボーカルを際立たせるアレンジになっていて,いま聞いても素晴らしいと思えました。
自らの声にリバーブを十分にかけて全体の音の中に溶け込ませる角松俊樹氏とは対照的なアレンジです。
やはり,ボーカリストは自分の声に最も適した曲をつくります。流石としか言いようがありません。その対極に位置するのが,AKBの楽曲でありボーカリストを選ばない楽曲。
ま,あえて書くまでもないことですけど。
いろいろ考えて活性化している脳の一部がある一方で,この28年間全く思い出さなかった当時の記憶を探している自分に気づきました。
オトナになって,身長は変わらなくても世の中への目線は確実に変わり,そして若干の経済力がついて,昔聴いていた音楽CDやマンガを買ったりします。
その時には,久しぶりに無性に聞きたくなったり読みたくなったりなんですが,聞いたり読んだりしている時って,頭の中では当時の出来事を思いかえしたり,眠っていた記憶を起こそうとしている自分にふと気づくんですね。
こういう昔ハマった物を買おうとするのは,昔の自分に出会いたいから。そんな気持ちが後押しするんでしょう。
自分との同窓会。悪いもんじゃないですね。
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